6か月間関係依存に陥って、大切な存在である妻に大きな心の傷を負わせ、
不倫をやめたときは自分は元に戻りすべてが解決できたと思っていました。
妻にこの治療プログラムを勧められたときも、
治療が必要なのは妻であり、僕は何も問題がないと錯覚していました。
しかし妻が傷と怒りを表出する度に、妻を理解できるどころか、
言い訳と責任転嫁、ストレスを逃れる表現をしながら
さらに妻を傷付けることを繰り返し、
何かが間違っていると思うようになりました。
勇気を出して治療をはじめ、学んだ内容を日常生活や周りに適用してみると、
「なるほど」「俺もそうだったのか」「あの人たちも○○であんな行動をしているんだ」と
理解ができるようになり、人生の中で
もしかすると、今が一番心の余裕ができているときかも知れません。
そして治療が進むにつれ、自分がしたことがどれほど恐ろしいことだったのか、
でも油断しているといつでも起こり得ることであり、
妻がどれほど苦しんでいたのか、
それでも僕のことを諦めずに
大変な努力と愛で僕を救ってくれたように思えます。
考えただけでもぞっとするあの泥沼から抜け出してから
今は妻と多くの時間を過ごし
話もたくさんしながら
お互いを思いやっています。
まだまだ完治までの道のりはありますが、自分を強くして、決して油断せずに、「知ること」こそが大切な妻と家族を守れる方法だと思います。「知らなかった」がゆえに妻も家族も失うところでした。
妻には言葉では言い表せないくらいに感謝し、本当に申し訳なく、
かけがえのない大切な存在であり、愛している存在です。
○○さんも自分も知らずに過ちを犯しましたが、その過ちを正し苦痛を感じている奥さんのために努力をしています。奥さんの立場では本当に○○さんを選択して結婚してよかったと確信をもつようになります。二人は崩れた信頼をさらに盤石にして幸せな夫婦として生きていけるようになるのです。
治療をはじめること自体が簡単なことではありませんし、治療過程も多くの努力が必要な過程です。ほとんどの人は努力がしたくないから楽な道を選択して自分を合理化しながら不幸な人生に進んでいきます。○○さんは本当に勇気のある選択をされたのです。
お二人とも完治され幸福になれるその日まで初心を忘れずに、治療過程を継続してください。